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新型インフルエンザ関連 2009.7.31

米でも新型インフルで脳症 10-17歳3人、既に回復
日本国内で2人の小学生が新型インフルエンザによる脳症を発症したと確認されたが、米国でも新型に感染した3人の子どもが脳症を併発していたことが、米疾病対策センター(CDC)の週報(電子版)で23日、明らかになった。

3人は後遺症なく回復したが、CDCは「インフルエンザの症状があり、意識障害や発作を伴う子どもには、抗ウイルス剤を速やかに投与するなどの対処が必要だ」と医師に注意喚起している。

週報によると、テキサス州ダラス郡で5月、7-17歳の男子4人が、発熱のほか、けいれんや錯乱など神経系の合併症を発症し入院。
いずれも新型インフルエンザの感染が確認され、そのうち7歳を除く10-17歳の3人が脳症と診断された。4人は治療薬タミフルなどの投与で回復した。

CDCによると、季節性インフルエンザでは小児を中心に脳症などの神経系の合併症が起こることが知られているが、新型インフルエンザによる脳症の確認は米国で初めてという。
新型は季節性よりも子どもの感染率が高いことから、脳症の報告が今後も相次ぐと予測している。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/24/104840/
2009年7月24日 提供:共同通信社


<番外編 その1>
(栃木)新型インフル女児が急性脳炎
早期の受診 県が呼びかけ
新型インフルエンザに感染した県東健康福祉センター管内(真岡市など1市4町)の小学生女児が急性脳炎(インフルエンザ脳症)を発症したことが23日、確認された。
県によると同日現在、38・5度の発熱とめまいなどの意識障害がある。
新型インフルエンザ患者の急性脳炎発症は国内2例目。

季節性インフルエンザにかかった未成年者が急性脳炎を発症すると、異常行動につながる場合があるが、県は「新型でも脳炎にかかることがあり、症状や様子に注意し、早めに受診してほしい」と呼びかけている。

女児は21日夕から発熱、せきの症状が出たため、22日に医療機関で受診。簡易検査で陽性となり、抗ウイルス薬(リレンザ)を処方されて自宅で療養していた。
同日夜、意識がもうろうとして、宇都宮市内の病院に救急車で搬送された。
40度の発熱があり、その後、同市内の感染症指定医療機関に入院した。
意識レベルは「大声を発したり、体を揺するなどで目を開ける」とされるレベル20だという。
県内で新型インフルエンザ患者は計98人となった。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/24/104829/
読売新聞 2009.7.24


<番外編 その2>
タミフル合成に新手法 岡山大、安価な原料で
岡山大の石川彰彦(いしかわ・てるひこ)准教授(有機化学)のチームは23日、安価な原料を使ってインフルエンザ治療薬タミフルの薬剤成分を合成する新手法を開発したと発表した。

すでに国内特許を出願。チームは「実用化にはまだ課題が多いが、将来の安定供給に役立つかもしれない」としている。

タミフルは現在、スイスのロシュ社が独自の方法で合成。2017年には特許が切れて、他社が安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)として販売できるようになるため、新たな合成法開発が競われている。

岡山大の手法は、ワインの醸造過程で出る酒石酸や、糖類のマンニトールが原料。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/24/104819/
共同通信社 2009.7.24


<番外編 その3>
1週間で10万人感染 英当局推定
英保健当局は23日、最近1週間で英イングランドで、新たに約10万人が新型インフルエンザに感染したと推定されると発表した。
感染者の多くは14歳以下の子どもという。
1週間前の16日の時点では、過去1週間の新たな感染者は約5万5千人と推定されており、感染拡大のペースが上がっている。

英BBC放送などによると、英国で新型インフルエンザに感染し、死亡した人は計31人という。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/24/104817/
共同通信社 2009.7.24


<番外編 その4>
米でも新型インフルで脳症 10-17歳3人、既に回復
日本国内で2人の小学生が新型インフルエンザによる脳症を発症したと確認されたが、米国でも新型に感染した3人の子どもが脳症を併発していたことが、米疾病対策センター(CDC)の週報(電子版)で23日、明らかになった。

3人は後遺症なく回復したが、CDCは「インフルエンザの症状があり、意識障害や発作を伴う子どもには、抗ウイルス剤を速やかに投与するなどの対処が必要だ」と医師に注意喚起している。

週報によると、テキサス州ダラス郡で5月、7-17歳の男子4人が、発熱のほか、けいれんや錯乱など神経系の合併症を発症し入院。
いずれも新型インフルエンザの感染が確認され、そのうち7歳を除く10-17歳の3人が脳症と診断された。4人は治療薬タミフルなどの投与で回復した。

CDCによると、季節性インフルエンザでは小児を中心に脳症などの神経系の合併症が起こることが知られているが、新型インフルエンザによる脳症の確認は米国で初めてという。
新型は季節性よりも子どもの感染率が高いことから、脳症の報告が今後も相次ぐと予測している。

http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/24/104840/
共同通信社 2009.7.24



<番外編 その5>
ネットの自己申告で処方 英、抗ウイルス剤
英保健当局は23日、新型インフルエンザ対策として、英イングランドで、感染が疑われる人が医師の診察を受けずに電話やネットによる自己申告を通じて抗ウイルス剤を手に入れることができるシステムを導入した。

イングランドでは最近1週間で、新たに約10万人が新型インフルエンザに感染したと推定されるなど感染が急拡大している。
感染者が自宅を出て感染を広げるのを防ぐことや、家庭医にかかる負担を減らすことが目的。同システムは秋までの暫定的な措置という。

名前などの個人情報や症状に関する質問に答えて手続きを進め、感染の可能性があると判断されれば、抗ウイルス剤を得るための引換番号が交付される。
抗ウイルス剤は、本人以外の友人などに取ってきてもらうよう指示される。

同システムでは症状がない人でもうそをつけば、抗ウイルス剤の入手が可能だが、保健当局は、公共医療サービスへの負担を減らすためには必要な措置としている。

感染者の多くは14歳以下の子どもという。
1週間前の16日の時点では、過去1週間の新たな感染者は約5万5千人と推定されており、感染拡大のペースが上がっている。

英BBC放送などによると、英国で新型インフルエンザに感染し、死亡した人は計31人という。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/7/24/104841/
共同通信社 2009.7.24


<番外編 その6>
世界の死者700人突破 新型インフルでWHO
世界保健機関(WHO)報道官は21日、新型インフルエンザによる世界の確認死者数が700人を突破したと明らかにした。
WHOが最後に世界の感染者数の集計結果を発表した6日時点の429人から、約2週間で300人前後増えたことになる。感染者数については従来同様「10万人超」としている。

WHOは日米などの主要感染国が、詳細(PCR)検査による感染者の全数把握を停止したのに伴い、7日以降、感染状況の世界集計の更新を停止している。

現在は加盟国に対し、詳細検査による確認感染者数の報告を求めていないが、確認死者数は引き続き報告を求め、感染者のいなかった新規の感染国には感染者数を含めた状況報告を要請している。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/07/22/104694/共同通信社 2009.7.22


<番外編 その7>
早期投与で発熱期間短縮 新型インフル治療薬
新型インフルエンザの治療で抗ウイルス薬のタミフルかリレンザを発症早期に投与すると、熱の高い期間が短縮され症状が軽かったとする研究結果を国立感染症研究所のチームがまとめ、24日までに欧州の感染症専門誌ユーロサーベイランスに発表した。

大阪府で5月末までに確認された新型インフルエンザの患者171人を調査。96%に当たる165人がタミフルかリレンザの投与を受けており、この中で治療中の情報が判明している90人について38度以上の熱があった期間を調べた。

発症して24時間以内に治療薬を投与した場合、熱があった期間の平均は1・9日間、発症1日後では同2・5日間、発症2-5日後では同3・4日間と、投与が早いほど発熱期間が短かった。

タミフルとリレンザの間では発熱の期間に違いは見られなかった。

調査に携わった感染研感染症情報センターの安井良則(やすい・よしのり)主任研究官は「新型インフルエンザの発症直後にタミフルやリレンザを服用すれば、2日以内に熱を下げることができ、重症化を防ぐことができるのではないか」と話している。
http://www.m3.com/news/GENERAL/2009/07/27/104918/
共同通信社 2009.7.27


<きょうの一曲> 
Desafinado - Gal Costa
http://www.youtube.com/watch?v=JMbCeM0Ro1A&NR=1


省令改正に伴う医師の届出の変更についてのQ&A 平成21年7月22日
http://www.pref.aichi.jp/eiseiken/2f/090724QA.pdf

<自遊時間>
当地域では7月14日より発熱外来が廃止(されたようです)。
新聞で読んで知りましたが、地域の医師会からも今日に至るまで何の連絡もありません。
診療の最前線の一般医療機関には連絡や通達がなく、周知徹底(?)はどのようにされたのでしょうか。
発令がどのようにされ、医師会はどのように把握し、医師会員には連絡をしたのかどうか。
連絡がないので連絡をされていなのは間違いありません。
医師会に入っていても意味がないと思う瞬間は今までもよくありました。
今回もその1つです。
行政も行政です。
一般医療機関に伝達しなくてもいいことなのでしょうか。
少なくとも伝達されているかどうかを確認する必要がありますが、現場を見ないという点では行政も医師会も同じ「上から目線」です。
by wellfrog3 | 2009-07-30 00:49 | 感染症
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